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ピラティスが脚痩せに向いている理由!細くなる仕組みを解説

美脚

いきなりではあるのですが、私は、2年前まで東京での契約クライアント様をメインで指導を行っていました。
そして、その時の要望の7〜8割近くは、美脚、脚の痛みといった「脚のお悩み」でした。
私自身、結果を出せる自信があったこともあるのですが、嬉しいことにご紹介が増え、いつしか脚の人になっていたという経緯になります。
ただ、結果を出し続けることはもちろんなのですが、それだけ脚のことで悩んでいる方は多くいらっしゃるというのも現実なのかと思います。

「ダイエット(減量)をして、上半身は痩せても下半身はそのまま。

このような方は、とても多いです。

結論から言うと、このような悩みは、ピラティスのような骨格を整えるエクササイズで解消されます
私個人としてもこれまで、加圧や重りを上げるウエイトトレーニング等、様々な指導を行ってきましたが、ピラティスのようなエクササイズが1番効果的でした。

それはなぜか?

脚痩せのメカニズムとピラティスの共通点を知ることで、理解ができるかと思います。

そこで、今回は脚が太くなる細くなるポイント、これらをピラティスで解決できる理由、さらには、脚痩せピラティスエクササイズをご紹介致します。

目次

脚が太くなるメカニズム

女性と男性の違い

今回は、「太もも」を例に話を進め行こうと思うのですが、太ももの前や横がモリッと膨らんでしまい、タイトなパンツやスカートを履くと強調されて、それを隠すかのように、ゆとりのあるウエアを選んでしまうという方は、とても多いのではないでしょうか。

でも、これってあまり男性では見られません。

男性に対しての場合はむしろ、「この人、脚めちゃくちゃ細い!羨ましいんだけど。」みたいなことがありませんか?
そして、男性には「厚い胸板!」「たくましい腕!」のようなフレーズが投げかけられることが目立つのも、脚のラインで悩んでいる人がパーセンテージでは少ないことを物語っているのではないでしょうか。

「スラっと伸びた脚を!」
女性にはしっくりくる言葉も、男性にはちょっとフェミニンな印象になってしまいます。
といったように、アスリートのようにパワーが必要な方は例外として、男性はあまり太ももが太くならない生き物です。

では逆に、女性はなぜ太くなりやすいのか。

それは、骨格ラインの違いにあります。

脚が太くなる骨格ライン

女性と男性では、まず明らかに骨盤の幅が違います。
ゆえに、骨盤と接している「大腿骨」が影響を受けやすく、その動きに男女差が生じてきます。

ズバリ!
女性は骨盤の幅が広く、それに接した大腿骨は「内側」へと捻れやすくなります。

大腿骨が内側に捻れると、太ももの前、横は、負担が強くなり → 筋肉の本来の伸縮性を失い → モリッと太くなってしまいます

と、考えた時、内側に捻れやすい大腿骨 → それをいかに外捻りに保ち → 太もも本来の伸縮性を回復し、スラっと細く保つことができるか。
これが、美脚に近づく重要なポイントとなります。

脚を細くするには

もうほとんど答えを書いてしまったのですが…
内側に向きやすい大腿骨をいかに外側に保つか。
そして、その為に働く筋肉を鍛えて行くことが大切になります。

では1度、内側に向きやすい大腿骨を外側にクルッと回してみてください。

その時に、頑張っている筋肉はどこですか?

そう!お尻ですよね。

お尻の深層をキュッと締めるように鍛えて行くことがポイントとなります。
特に、「ザ・お尻!」といった表層に位置する大臀筋をメインに使うと言うよりは、図のようなお尻の深層を締める筋肉を使うことを意識することで、内側に向きやすい大腿骨が、正常な位置を保つことができるかと思います。

ざっくりとした表現で言うと、お尻の奥がキュッと締まる感覚が出ることが狙いなのですが、ゴムバンドを使ったお尻エクササイズや重りを担いだスクワットでお尻が効くという感覚よりは、負荷なしのお尻エクササイズを行うことで、これらお尻の深層部が、地味だけどきつく締まる感覚が得られるかと思います。

もう1度まとめると、こんな感じ!

大腿骨が内側に向くと太ももが太くなる
→ 大腿骨を外へ捻り、本来あるべきポジションに正す
→ その為には、太ももの負担を減らしつつ、使えずにいたお尻の深層筋を締めることが大切

要約すると
骨格ラインを正すべく、これらを制御するインナーマッスルのバランスを整える
これこそが、脚痩せの答えとなります。

もちろんこれって、脚痩せのみならず、他の部位でも言えることなのですが。

ピラティスと脚痩せの共通点

ここで思い出していただきたいのが、ピラティスとはどのようなエクササイズか?

以前の投稿(ピラティスとは?)を読んでいただければ、理解は深まるかと思いますが、このようなエクササイズでした。

ピラティスとは、「動きの中で、骨の配列を整えるべく、筋肉のバランスを整えるエクササイズ」でした。

と考えると、太もも痩せ、脚痩せの定義「大腿骨の向きを正し、使いすぎの太ももと使えていないお尻のバランスを整える」ここにバチン!と当てはまることが分かるかと思います。

ちなみに、関節を整える為に強く働くインナーマッスル。
これらは、パワーの出力を引き出す筋肉ではありません。
逆の捉え方をすると、重りや負荷を加えると、それに応じたパワーが必要となり、インナーマッスルがメインで働きづらくなると言うことです。

その為、ピラティスのように、骨格ラインを整えるべく、インナーマッスルを強く動員するエクササイズこそが、美脚づくりにはもってこい!と言うことができるかと思います。

脚痩せお尻エクササイズ紹介

脚痩せをして美しい脚をつくるには、これまでしつこくお伝えしてきた通りで、「脚の向きを整えつつ、お尻を絞めて行くこと」が重要になります。
お尻のピラティスエクササイズは、以前の投稿(ピラティスは初心者でも効果が出る!簡単エクササイズ紹介)にも載せており、参考にしていただけたらと思うのですが、本日はもう1つ新たなエクササイズをご紹介したします。

ピラティス器具の1つであるリフォーマー。
そこで行う「フットワーク」という動きをシンプルに、マット1枚、布団の上でも行えるようにした動きになりますので、是非参考に行なってみて下さい。

IMG_1035

①仰向けに寝て、片膝を曲げる。
②お尻をキューっと締めるように、その脚を伸ばして行く。
③できるだけお尻の力が抜けないように①のポジションに戻して行く。

※このとき、腰を反ったり、丸めたりしないように、腰と床の間は「手のひら1枚分」の空間を保ちながら行なってみて下さい。

まとめ

結論、脚が太くなるときは、脚を構成する骨の配列が崩れており、一定の筋肉への負担が大きく、伸縮性を失い、太くなっている。
その為に、これら骨格ラインを整えつつ、使いすぎている筋肉の負担を減らしつつ、使えていない筋肉はしっかり使えるように、筋肉のバランスを整えて行くことが重要となります。

そこで、同様の目的で行い、効果を示すのが「ピラティス」のような骨格ラインを正すエクササイズと言えます。

16年近くのトレーナー歴の中で、ウエイトトレーニング、加圧と様々な指導をしてきましたが、試行錯誤する中で、女性のボディメイクには、最適なエクササイズであると、私は強く思います。

もちろん、他のトレーニング法を否定しているわけではなく、筋肉でのボリュームが欲しい方は重りを挙げるべきですし、目的によって、それぞれの良さはありますので、そこは誤解のないようにお願い致します。
ただ、目的に応じたトレーニング法の選別はとても大切になってきますので、あえて明確にさせていただきました。

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